本日、愛犬おーじの去勢手術を行ないました。
おーじは、今日は入院で、明日自宅に戻ってきます。
犬の去勢手術には賛否両論ありますが、うちの子たちは、交配をさせない(終えた)子たちには、
長生きしてもらうために、必ず去勢手術をするようにしています。
その理由などについてお話したいと思います。
長男・ディールの病気
ディールはおーじからするとお爺ちゃんになります。
ディールは、血統もそこそこ普通ですが、交配が上手な男の子で、生涯で4回交配しました。
1歳になるまでは、小さい病気を何度かしましたが、その後はすこぶる元気な男の子で年老いるまでワクチン、定期健診以外で病院へ行ったのは関節炎くらいでした。
それが、12歳半くらいにすっかり老け込んでるように見受けられ、肛門の左側付近がぷよぷよしていることに気付き、病院へ行くことになりました。
病名・会陰ヘルニア
当時通院していた病院の院長先生が、「会陰ヘルニアですね、去勢手術すれば大丈夫です。」と仰ったので、手術を受けました。
しかし、院長先生から「腸にガーゼを1枚取り忘れたようですが、便と一緒に出てきますので問題ありません。」と言われて、不安に駆られたことを覚えています。
手術したから大丈夫なはずのに、元気になるどころか、どんどん元気がなくなっていき、肛門の左下付近に穴が開き、膿が出てくるようになり、2日~3日に一度は通院し、薬(たぶん、ステロイド)をいろいろ変えられて、食欲はなくなり、手術から約2ヶ月半後に天国へと旅立ちました。
病気の原因
ディールが天国へ旅立ってから、本当に会陰ヘルニアだったのか、本当は違う病気ではなかったのではないか、そしてセカンドオピニオンを受ければ良かったと何度も後悔しました。
もちろん、去勢手術を受けていなかったことが、一番の原因であることは理解はしていますが、すぐに手術せずにお薬で様子をみたり、何かしらの方法があったのではないかと考える日々が続きました。
ディールが亡くなってから、通院先を変えることにしました。
それは、当時一緒に暮らしていた他の3わんこーずのためでした。
同じ失敗は繰り返したくないという理由からです。
去勢手術をしていないと、老犬になったときに、いろんな病気の原因になります。
- 前立腺の病気
- 肛門周囲の病気
- 会陰ヘルニア
- 精巣の病気 など
三男・おーじの大病を避けるため
おーじは今年9歳になりました。
お庭を元気にボールを持って毎日走り回っていましたが、9歳になってからというもの、血尿で通院することが多くなりました。
血尿の原因
病院でお薬をもらって飲んで数ケ月落ち着くという状況を繰り返していました。
その時に「前立腺が少し大きい」ということを先生から告げられていました。
膀胱炎か、前立腺肥大か、前立腺の病気を考えると、ディールが受けた病気を思い出し、膀胱炎であることを願い、ウロアクトというサプリメントを数ケ月飲ませていました。
3ケ月ほどは効果があり、血尿も落ち着いていましたが、今年の夏にはどんな抗生物質を飲んでも、数日は効くものの、また血尿、、、という日々を繰り返すという状況になり、まだすこぶる元気なうちに去勢手術を受ける決断をしました。
去勢手術を終えて
おーじの血尿は去勢手術後すぐに治まりました。
手術の際の入院中に、膀胱の状態も先生は診てくださっていました。
「膀胱はすこぶる綺麗で、術後に血尿が落ち着いたということは、間違いなく前立腺肥大が原因だったのでしょう」と。
犬の去勢手術は賛否両論
長男・ディールは去勢手術を早めに受けず、命を落としました。
次男・ほくと(ディールの息子)は天然キャラで子供を残すつもりがなかったので、5歳の時に手術を受けました。今は14歳で元気なおじいちゃんです。
そして、今回の三男・おーじ。
病気もせず、元気なまま長生きしてくれることが一番ですが、去勢手術においては、その子たちの状態を見て決断しなければならない時があります。
話すことができない愛犬たちは、どこかが痛くても言えませんし、ぎりぎりまで元気に振舞い、しんどそうに見受けられたときは病状が進行している場合があります。
去勢手術を受けることによって、病気を防ぐことができるのであれば、元気なうちに手術したほうが良い場合もあります。
ただ、中には他の病気を患っていて、去勢手術を受けられない子もいるかと思います。
かかりつけの先生とよく相談して、我が子たちのために良い選択をしていただければ幸いです。