コロナ禍で、学力差問題が取り沙汰されていますが、9月開始=グローバル化らしいです。
世界の90%以上の国が、9月からスタートするそうです。
今、この話題でテレビがうるさいのですが、どちらかと言えばメリットばかりを伝えている気がします。
お金持ちのグローバル化ではなく、一般国民に寄り添った解決をしてほしいと願っています。
9月開始のメリット
留学がしやすい
海外は秋入学が多いので、留学がしやすいし、海外からの留学生の受け入れもしやすいそうです。
受験トラブル
豪雪地帯在住の方たちや、関東地区ではセンター試験時期に積雪があり、交通機関の乱れで遅刻や受験ができないというトラブルが時折発生しており、天候トラブルに見舞われなくなります。
9月開始のデメリット
就職
現在は、新卒=4月入社のため、学生も会社側も4月入社前提で準備をしています。特に公務員試験も3月卒業4月入社で合わせているため、変更が必要になりますね。
会計年度
国、地方自治体、大企業など4月始まり3月決算となっているため、こちらも変更調整が必要になります。
習慣
春に卒業して、春に入学するという習慣が身についています。
メリット・デメリットを比較しての私見
メリットを見ていると、留学前提?お金持ち前提?での意見に見えます。
義務教育の小学校、中学校はあまりにも無関係のようなので、小学校・中学校は4月始まりで良いのでは?と感じます。
高等学校からグローバル化!
現状、高等学校から義務教育ではなくなるので、高等学校からグローバル化にするというのは如何でしょうか。
入学を4月にしたとしても、3年生から9月卒業・3月卒業と学力に合わせて選択できるようにする。
あと、例えば、飛び級制度を作って、勉強ができる子は早く卒業して留学できるようにするとか。
大学も高等学校に合わせてグローバル化!
大学もセンター入試に拘らず、4月入学・10月入学にすれば良いのではないでしょうか。(下記で訂正)
卒業も然りで、単位が早く取得できた方から卒業させて、3月・9月の卒業があっても良いと思います。
<追記>多くの大学では、既に9月入学があるそうです。お詫びいたしますm(_)m
グローバル化=『裕福』というイメージがする。
コロナ禍に合わせてグローバル化にするのであれば、既にこの世に誕生している子たちは、今年から半年長く親は子供を扶養しなければならなくなります。
裕福な家庭であれば、グローバル化に賛成!かもしれませんが、早く高等学校や大学を卒業してもらって、就職してほしいと願っている家庭にとってはグローバル化は不幸ですよね。
今は高卒より、大卒の方が圧倒的に多いと思いますが、地方から都会の大学へ入学された学生たちは下宿代も大変で、親に負担をかけたくなくてアルバイトをして生活費を稼いでいるという現状を閣僚・官僚の人たちには知っておいてもらいたいです。
閣僚や官僚の方たちはお金に困ったことが無い方が大勢おられますから、グローバル化に賛成な方たちは多いかと思います。
今や、所得格差の拡大が深刻になっている中、グローバル化にして半年も長く子供を扶養しなければならないなんて・・・って思う親も大多数おられるという認識も持ってもらいたいと思います。
一人っ子にしたくなくて、計画出産をされた方もおられ、半年ずれることによって、〝こんなはずじゃなかった〟と思われる親も出てくるのではないでしょうか。
結局は教育費、養育費の問題になってくるのです。
コロナ禍を機にグローバル化を進めるのではなく、かつ裕福層に寄り添う政治ではなく、一般市民の家庭に寄り添う考え方で、教育現場の9月開始について話し合っていただきたいと願っています。